営農指導員新年全体研修会/新年度に向けて意思統一

JA上伊那
JAのあり方などについて話す松枝さん
JAのあり方などについて話す松枝さん

JA上伊那の営農指導員が主体となって構成するJA上伊那営農指導者会議は2月6日、伊那市狐島のJA上伊那本所で新年全体研修会を開いた。営農指導員や支所長など約80人が出席。令和5年度の事業方針の確認や講演を聴くなどした。
同研修会は1年の成果と課題を振り返り、事業計画の実現と営農指導員の果たす役割の実践に向けて認識を共有し、一丸となってJA上伊那ビジョンの実現に向けて取り組みを進めることを目的に毎年開いている。
令和5年度は「次世代に『持続可能な上伊那農業』をつなぐため、多様化する組合員と共に生産基盤の強化・産地の維持に取り組みます」を基本方針に、2つの基本目標(1・農業所得増大へのさらなる挑戦、2・不断の自己改革による組織・経営基盤の確立)を策定。販売高129億7千万円、購買品取扱高88億3千万円を目指す。
また、講演では伊那市有線放送農業協同組合の組合長で、元同JA職員の松枝義弘さんが「外から見たJA上伊那」と題して講演。松枝さんはJA職員として勤務し一線を退いたからこそわかる、JAのあり方や職員としての気持ちや行動について話した。
研修会を総評してJAの白鳥健一営農経済担当常務は「JAブランドの確立には数量と品質が大切。令和4年度にうまくいかなかった農家には原因を追究してケアして指導し、令和5年度は良い結果が得られるようにしてほしい」と激励した。

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