JA洗馬が親元就農者を支援

JA洗馬
北沢代表理事組合長から激励の言葉を受ける塩原さん(中央)と伊藤さん(左)
北沢代表理事組合長から激励の言葉を受ける塩原さん(中央)と伊藤さん(左)

JA洗馬は2月14日、本所にて就農支援金の贈呈式を行った。この取り組みは、JA洗馬の生産振興ビジョン実践方針に基づいた就農支援事業であり、後継者育成と地元洗馬地域の農産物生産維持拡大を目的とした親元就農者を対象としている。今年度は一定条件を満たした塩原光晴さんと伊藤海人さんの2名から申請があり理事会で承認された。
塩原さんは、農業学校を卒業後サラリーマンとして勤めていたが、両親の高齢化もありシャインマスカットなどの果樹栽培を行う実家の後を継ぐことを決意し、昨年の春から就農を開始した。就農する以前から実家の手伝いを行い経験を積んできた。贈呈式では代表で支援への感謝の意を述べるとともに「目の前にあることを一つ一つこなしていきたい。地域の皆さんはとてもレベルが高いので早く追いつけるように、親とも相談しながら学んで行きたい。」と意気込みを語った。
伊藤さんは農業学校を卒業後に就農。幼い頃から、レタスやキャベツ、ハクサイを中心とした葉洋菜を出荷する実家で生産を手伝ってきた。「野菜をたくさん栽培して出荷出来るようにしたい。」と抱負を語った。2人は昨春に就農し、もうすぐ1年を迎える。
目録を手渡した北沢泉代表理事組合長は「先輩農家の皆様が次世代のためにと積立ててくれた貴重なお金であり、洗馬農協の産地維持や新規就農のため使ってもらいたいという思いを受け止めてもらいたい。一日でも早くそれぞれの地域の皆さんと活動を共にし、農業を盛り上げていただきたい。JA洗馬も引き続き応援します。」と激励の言葉を送った。

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