中古農機販売会 初となる入札方式導入

JAながの
農機具を確認しながら入札を検討する来場者
農機具を確認しながら入札を検討する来場者

2月11日長野市豊野町のJAながの農機センターで、同JAでは初の試みとなる入札方式の「中古農機・掘り出し物販売会」が開催された。スピードスプレヤー、トラクターなどの機械やコンバイン、草刈機など入札用の中古機46台に加え、実演・展示用農機具約50台が並んだ。来場者は希望する農機を選択し、購入可能金額を自身で考え記入した後、入札箱に投函。後日同センターより落札者に連絡がいく仕組みだ。来場者は予想を上回る104人で、入札総数は49件あった。
原材料価格や物流費高騰による値上がりや、一部機種について半導体不足等により納期遅延が発生しており、「なるべく安く、春の農作業に向けてすぐに使用できる機械が欲しい」という組合員の声を聴き、検討を重ねた結果今回のイベントが実現。従来の販売会に比べ、来場者が様々な農業機械を見学し購入の機会が得られるよう、JAでは台数の確保に努めた。
スピードスプレヤーの購入を検討している組合員からは「機械は今すぐ欲しいが、価格高騰で新しい物を買いたくても買えない。しかしこうした展示会を開いてもらえてありがたい。」と話した上で、「入札方式は初めて。緊張しているが楽しさもある」と話しながら入札表に記入をした。
ながの農業機械センターの滝沢センター長は「中古農機のお問合せの声は多いが、機械数不足によりお客様の求める機械と在庫機械がマッチしないなど、なかなか期待に沿えず苦慮していた。昨年から準備を行ってきたこの展示会の開催で、お客様のご要望に応えることができた。多くの方に興味を持ってご来場いただきありがたい。」と感謝を述べた。
JAでは今後も組合員に寄り添ったイベント等を企画し、検討・実施していく。

MENU