野菜生産維持へ思い共有

JAグリーン長野
意欲を結集した会場
意欲を結集した会場

JAグリーン長野野菜部会は2月7日、長野市篠ノ井のグリーンパレスで「令和4年度野菜生産販売反省会並びに次年度推進会議」を開いた。新型コロナウイルスによる自粛が続いてきた中、2年ぶりの開催。生産者20人とJA役職員、長野農業農村支援センター、JA全農長野、地元重点取引市場が出席し、2022年度の生産経過を振り返るとともに、23年度の計画、産地の課題と課題克服に向けた対策について共有した。
同部会の22年度生産経過は、自然災害の影響は少なく、順調な出荷を見せたものの、寒暖差、早期梅雨明けによる影響、生産者の高齢化による作付け面積の減少によって23年1月末時点で約2億5,200円(前年比約90%)の状況であることを報告。2月に出荷される品目の精力的な出荷による最後の追い上げへ、状況を確認した。JA・市場からは、産地の維持へ、23年産の作付維持・拡大を生産者に要請。あわせてJA農業開発事業「農業開発積立金」、省力品目の積極的な導入推進を通じ、支援していくことを説明した。武田国守野菜部会長は「燃料や資材、食品は値上げしているが、農産物は値上げができない。多くの方の意見やご指導により良い年になればいい」と話した。安藤猛常務は「グリーン長野管内は様々な野菜を作れる土地であるので、ぜひ今日を参考により多くの野菜を作って出荷していただきたい」と話した。

MENU