女性参画センター運営会議が研修会 アクティブなおばさんになろう

JA松本ハイランド
グループワークに取り組む参加者
グループワークに取り組む参加者

JA松本ハイランド女性参画センター運営会議は2月1日、女性組織や女性総代を対象とした研修会を松本市のJAグリンパルで行った。38人が参加。女性参画によるJA運営や協同活動の活性化に向け、女性一人ひとりが相互に助けあい、仲間とともに支えあう「協働の力」の発揮をめざすことが狙いだ。
家の光専門講師でJA全中JAくらしの活動推進アドバイザーの佐久間幸子氏が講師となり「JA女性組織とSDGs~『続かない世界』から『続く世界』へ~」をテーマに演説した。温室効果ガスや海洋プラスチック、貧困、食品ロスなどに対して「どうする!?」と問題提起しつつ、SDGsを学習。女性目線でできることから、できる範囲で問題解決に向けて取り組む大切さを「人は立ち位置・立場によって、見える景色、気づくもの、考え方が変わってくる。自分自身はどう考えるか、どうありたいと考えているか。アクティブなおばさんになろう」などと説いた。
講義後には、8グループに分かれ「SDGsを進めるために私にできること」「JA女性参画を進めるにはどうしたら良いか(正組合員・総代・女性理事)」の2つをテーマにグループワークを実践。参加者は今、自分にできることを中心に話し合い「環境問題に対して積極的になること。節電・節水を心掛けたエコな生活を考えたい」「食材を無駄にせず、食べきれる量を作る。食品ロス削減に心掛けたい」などと活発な意見が出た。
同JAでは、昨年度からスタートした令和にじプラン中期3ヵ年(令和4年~令和6年)計画で「女性参画センターの機能発揮により、女性のJA活動への参画意識の向上に努めます」を掲げ、伝統や形式にとらわれない発想をJA運営に積極的に取り入れている。女性正組合員比率35%、女性総代25%、女性役員比率20%の目標を掲げる。

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