JA信州諏訪の生活関連子会社あぐりライフ信州諏訪は、「JAまごころ宅配」事業に力を入れている。県内JA関係機関で唯一、同事業の専任担当を配置し、一人ひとりのニーズに合わせたコースを提案。利用者の自宅に週1～2回、新鮮・安全な食料品を届けている。
農作業が忙しく時間的に余裕がない方や高齢者、子育て世代など幅広い世代をターゲットに、約30年前から運営している事業。2月初旬現在は、管内6市町村で250世帯が契約している。地域ごと決まった曜日の10時～15時の間に、選択したコースの食品が配達される仕組みだ。
コースは「おまかせコース」「選べるコース」の2つがある。「おまかせコース」は管理栄養士がバランスよく組み合わせた食材を届ける。料理好きな方には手づくり重視の「素材メニュー」、忙しく調理をする時間がない人や料理が苦手な方には、調理済みや電子レンジ対応の商品が中心の「いきいき便利メニュー」など、ニーズに合わせてメニューを選択できる。「選べるコース」は、配布されるチラシの中から商品を自由に選ぶことができる。
同社本店営業課の小林佳子主任が専任担当。毎月地域を決め、専用パンフレットを持参して多くの方にPR、利用者へ新規顧客紹介キャンペーンを勧めるなど、他の職員と協力し、事業拡大に励んでいる。
小林主任は「利用者がJAまごころ宅配の良さを周囲に広めてくれ、新規申込みをいただくと、信頼してもらっていること実感しうれしくなる」と日々の喜びを語る。また、「JAグループ厳選の高品質な食材をお届けしている。使っていただければよさが分かると思うのでお気軽に試してみてほしい」と呼びかけている。