資金運用関心高まり

JAながの
投資について解説する奥野氏
投資について解説する奥野氏

JAながのでは、投資信託への契約数が増加している。投資信託は、顧客から集めた資金をひとつにまとめ、大きな資金にして専門家が運用する金融商品で、23年1月末の同JAの投資額残高は12億4千万円を超え、22年2月末の7億4千万円から約6割増加しており組合員・利用者の投資への関心が高まりを見せている。
2月上旬、同須坂支所での資産運用セミナーは定員25名に対して満席による開催となった。農林中央金庫バリューインベストメンツ(株)常務取締役兼最高投資責任者でファンドマネージャーの奥野一成氏が登壇し、投資の仕組みや必要性、少額投資非課税制度のNISAなどの説明した他、投資への心構えなど参加者からの質問を交え解説した。
出席したぶどう農家の男性は「ゼロ金利時代で貯金だけでは現金は増えて行かない、投資を前向きに検討したい」と話す。
また、同ライフサポートセンターの塩野崎センター長は「奥野氏のように実際に投資を手掛けるファンドマネージャーが表立って講師を行うことは珍しい。これは当組合の独自の取組。投資に興味がある方のきっかけになれば」と話す。
JAでは今年度同セミナーを各ブロックで4回開催し、参加者からは好評あることから次年度も継続的に開催していく予定。投資信託は安全に資金運用をするために分散型投資が行われるが元本や利益は保証されないため、JA金融担当からの事前に説明を受けてから契約するよう呼び掛けている。

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