市田柿のアレンジも楽しんで 料理教室開催

JAみなみ信州
講師の指導を受けながら親子で楽しく行った料理教室
講師の指導を受けながら親子で楽しく行った料理教室

市田柿活性化推進協議会は21日、市田柿販売100周年記念事業の一環で飯田市のエス・バード内の「キッチンスタジオAOZORA」で市田柿アレンジレシピ教室を開いた。親子連れ11組26人が参加し、同協議会が市田柿を若い世代にも食べてもらいたいと作成したレシピブックの中から3品のアレンジ料理を楽しんだ。
同レシピブックを監修したフードコーディネーターの浜このみさんが講師となり調理を実演。「市田柿の綺麗なあめ色を活かすように、簡単にできるレシピを考えました」などと話しながら「市田柿とトマトのデザートブルスケッタ」、「市田柿のチーズ巻き」、「市田柿ポテト」の3品を30分ほどで仕上げた。その後調理室に移り参加者が調理をスタートした。参加者は親子で協力して市田柿を切ったり刻んだり丸めたりいろいろな形に調理し、「そのまま食べたことはあるけれど、料理するのは初めてだね」などと話しながら浜さんの指導を受け1時間ほどで3品を完成させた。
参加した福島和奏(ふくしま・わかな)さん(15)は「市田柿は身近な食材ではあったけれど、料理に使えるのは新しい発見だった。思ったより簡単にお手本のような仕上がりになって楽しかった。家でもつくってみたい」と話した。
同協議会の羽生弘之会長は「これまで行ってきた記念事業を通して特に若い世代に向け市田柿のPRができた。今日は親子で市田柿を使って楽しく調理する様子が見られてうれしかった。これからも市田柿の魅力を発信してより多くの方に市田柿を食べてもらえるよう働きかけてきたい」と話した。
この日調理したレシピを含む12品を紹介した同レシピブックは全国の売り場で配布している。同記念事業では2020年度から3年間にわたりPRポスターや、高速バスへのラッピング広告、地域の子供に向けた食育事業とストーリーブックや市田柿の作り方のパンフレット作成、また市田柿写真・絵画コンクールを実施し、市田柿の消費拡大などPR活動を行ってきた。同レシピブック発行を含めた今年度の活動が3年間進めた記念事業の最終年度となる。料理教室の最後には市田柿に関するクイズを出題し、市田柿が販売100周年を迎えたこと、市田柿は栄養価が非常に高いことなどを伝え、今後もたくさん食べてほしいと締めくくった。

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