セルリー専門部会生産者大会及び試験報告会/23年度の販売方針を確認

JA信州諏訪
あいさつする篠原委員長
あいさつする篠原委員長

JA信州諏訪野菜専門委員会セルリー専門部会は1月24日、富士見町のJA会館ふじみで生産者大会および試験報告会を開いた。生産概況や出荷計画、販売方針などを協議し、高品質・安定生産に向け、意思統一した。23年度は販売数量71万8,800ケース(1ケース10キロ換算)、販売金額19億5,300万円をめざす。
夏秋期日本一の生産量を誇る管内産セルリーの品質向上と生産者の意欲向上を目的に、毎年この時期に開いている。部会員、JA役職員のほか、来賓としてJA全農長野、講師として諏訪農業農村支援センターの担当者計50人が出席した。
JAは23年度、「令和5年度長野県野菜基本計画」に対して7月と10月の出荷量が増える見込み。このためJAは全農長野と連携し、両月の販促活動と売り場確保を進める。一方、8月と9月は出荷量が減少する見込み。温暖化による高温の影響で栽培しづらい期間だが、できる限りの数量確保をめざす。
篠原佐斗次委員長は「天候不順や物価高騰など、農業を取り巻く環境は厳しいが、関係者の皆さんによる高品質なセルリー生産に向けた試験結果などを参考に、23年度も栽培管理に努めたい」と話した。

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