JA信州諏訪は1月17日、諏訪市の諏訪大社上社本宮で農業機械の初荷安全祈願を行った。農機を購入した生産者、農機具メーカー関係者、JA役職員ら約20人が参列。ボンネットやドアを開けて並べられた農機を神職が1台ずつおはらいし、参列者は1年の農作業無事故と豊作を願った。
昨年11、12月にJAが受注した農機を対象に、年明けに毎年行う神事。生産者への納入を控えたトラクターや田植え機、コンバインなど合わせて14台が祈祷殿(きとうでん)前に並んだ。購入者と一緒におはらいを受けて清められた農機は、今春から田んぼや畑で稼働する。
小林昇経済事業本部常務理事は「半導体などの部品不足の影響を受けながらも、納期に間に合わせることができた。事故のないよう安全に使っていただきたい。農機具による作業の省力化が、農地の維持につながってほしい」と話した。