白ネギ播種・育苗管理講習会/播種時期を控え管理方法などを確認

JA上伊那
播種や播種後の管理について確認する様子
播種や播種後の管理について確認する様子

JA上伊那野菜部会白ネギ専門部は1月11日、南箕輪村の同JA野菜選荷場で白ネギ播種・育苗管理講習会を開いた。白ネギの播種時期を迎え、自らで播種・育苗を行う生産者やJA職員など40人が出席。担当の指導員が令和5年度の播種や播種後の管理、新品種について説明した。
白ネギは同JAの主要品目として、管内で栽培されている野菜の中で最も販売額が大きい品目。県内でも有数の産地となっている。
講習会では播種の手順や播種直後の潅水は必ず2回に分けて行うことなどを確認。育苗についてはハウス内の温度管理を中心に確認した。
また、推進品種については1月下旬播種時期の新品種を紹介。新品種は同時期に上伊那で栽培されている「関羽一本太」に比べ、葉の耐病性が強いのが特徴。同JAでは4年前から試験栽培に取り組み、昨年は拡大試験として農事組合法人で栽培したところ、安定した栽培結果が見られた。今年からはほかの生産者にも栽培を進めていくとしている。
同専門部の山口雅輝専門部長は「資材の高騰や最低賃金の引き上げなど農業生産コストが上がり、農業を取り巻く環境は厳しさを増す一方だか、育苗はコスト削減の1つ。しっかり勉強して良質な苗作りから所得向上に取り組んでいこう」と呼びかけた。

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