担い手を育成、グリーン農業講座

JAグリーン長野

JAグリーン長野は1月14日、長野市篠ノ井のグリーンパレスで「グリーン農業講座」の最終回を開いた。受講生に、果樹生産部会の希望者も含めて17人が出席。長野農業農村支援センター普及員とJA職員が講師となり、「土づくり」を学んだ。
支援センター講師は果樹栽培に好ましい土づくりについて、基礎知識、樹種ごとの好適pH、主要要素の役割、土壌診断の有用性などを説明。出席者からは、土壌診断の方法や頻度、施肥位置など質問が寄せられ、営農技術員が個別の質問やJA管内の土壌性質なども踏まえながら回答した。
講義後には閉校式を開催。富澤繁男営農部長は、「この講座を農業の初歩に、品目別セミナーなどの中級、生産部会への加入など上級へとステップアップし、地域の農業振興にご協力をいただければ嬉しい」と話した。
グリーン農業講座は2022年度、新型コロナウイルス対策として、従来の100名定員を5分の1までに人数制限して開講してきた。23年度は、社会情勢に応じながら、受講者数を増やし、多様な担い手の育成に努めたい考え。あわせて、品目別セミナーを充実させ、共選出荷者の確保と品質向上による産地維持に努めたい考えだ。

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