JAあづみは5日、安曇野市豊科南穂高の安曇野スイス村サンモリッツで「年始の会」を開いた。生産者代表や行政、取引企業、JA役職員ら約140名が出席。新年の幕開けを祝うとともに、農業振興や地域発展に向け一丸となって現状を突破すると誓い合った。
年始の会に先立ち、長野県立松本蟻ケ崎高校書道部による書道パフォーマンスが披露された。部員約30人が音楽に合わせて縦4メートル、横6メートルの大きな紙の中央に今年も安曇野の農作物が無事に育って欲しいと願いを込めて「結実」と揮毫。圧巻のパフォーマンスに会場は拍手に包まれた。
千國茂代表理事組合長は冒頭のあいさつで(1)ロシアウクライナ問題による生産資材の高騰・高止まり(2)食料安全保障の確立(3)農業生産基盤の弱体化への対応など3つの農政課題に触れ「2022年5月に第57回通常総代会で組織決定したJAあづみ長期構想・2022-2024 3カ年計画の実践を通じ、この難局を突破していきたい」決意を新たにした。
来賓を代表して7人が祝辞を述べた後、松本市議会の芝山稔議長の発声に合わせた手締めで会を締めくくった。