JA信州諏訪の子会社「株式会社あぐりライフ信州諏訪」は1月3日、原村中央公民館で開く二十歳を祝う会(村、村教育委員会主催)に出席する女性に、振袖の着付けを行った。岡谷市の京呉服販売株式会社と連携し、茅野市のJA玉川研修センターで初めて実施。ヘアセット・化粧も一人ひとりにていねいに施し、“晴れの日”を迎えた若者を送り出した。
着付けはこれまで、京呉服販売株式会社の施設で行っていたが、今年は予約者へのサービス向上を目的に、管内6市町村で比較的アクセスのよい茅野市で行うことを企画。長年続くJAの呉服事業の新展開で、更なる顧客の獲得にも期待がかかる。
当日は、予約者が日の出前から施設に訪れ、準備を開始。美容師がヘアセットと化粧を施した後、着付け師2人が振袖を着付けた。
晴れ着を身にまとった同村の女性(19)は「綺麗におめかしをしてくださった関係者の皆様、準備を整えてくれた親に感謝をしている」とし、「物事に動じず、落ち着いた大人になりたい」と抱負を語った。
同子会社本店営業課の吉江稔課長代理は「初の試みだったが、20歳を迎えた皆様・ご家族様に喜んでいただけてよかった。来年以降も『JAでの着付けなら安心』と思っていただけるよう、きめ細やかなサービスを行っていきたい」と話している。
また、子会社と同社は1月2~3日、同施設で23年5月の諏訪市成人イベント~24年の成人式の出席予定者を対象に新春振袖予約・相談会を行った。建物入口にのぼりや看板を設置し、積極的にPR。200種類以上の振袖のほか、帯をはじめとした小物を並べた。初日から両親らと訪れた女性が予約を行っていた。