育てた大豆で豆腐作り 女性部が手ほどき

JAあづみ
児童(中央)に豆腐の作り方を手ほどきする女性部員(右から2人目)
児童(中央)に豆腐の作り方を手ほどきする女性部員(右から2人目)

JAあづみ女性部は20.21日の両日、安曇野市立三郷小学校2年生114人が同校に隣接する畑で育てた大豆「ナカセンナリ」を使った豆腐作りをサポートした。部員5人が講師となり「ざる豆腐」の作り方を手ほどき。初めて食べるおからや湯葉などを味見しながら、ざる豆腐を完成させた。
同JAが取り組む食農教育「あぐりスクールサポート事業」の一環。命を育む「食」の大切さと、その「食」を支える「農業」への理解を深め、地域の農家や教諭らとともに、子供たちに「食の教育」と「農の教育」の一連の取り組みを通じて「生きる」ことを伝える事が目的。2017年、同JA創立50周年記念事業の一環でスタートし6年目。
豆腐作りに使用した大豆は、11月下旬に収穫した。一晩水に浸しておいた大豆をミキサーにかけ、鍋で煮て、こしぬので包み搾って豆乳とおからに分けた。豆乳は、焦がさないようにかき混ぜながら80℃まで温度を上げ、にがりを加えて固めた後、おたまで丁寧にざるに移し、水気を切って仕上げた。
出来立ての豆腐を食べた児童は「家で食べている豆腐よりも硬くて甘い。すごくおいしい」と嬉しそうに話した。
担当教諭は「普段食べている物は、一つ一つ大変な手間がかかっていることを感じ、大切にするきっかけにして欲しい」と述べた。
同部の北林則子食育委員長は「みなさん楽しそうに、上手く作れていた。体験したことを家族に話してみてください」と呼び掛けていた。

MENU