JAみなみ信州と同JA畜産協議会は15日、飯田市鼎の同JA本所で、第25回JAみなみ信州畜産共進会(酪農の部)の表彰式を行った。受賞者や南信州農業農村支援センター、飯田家畜保健衛生所、JA全農長野、同JA職員らおよそ15人が参加した。
酪農の部の審査は15戸の酪農農家を対象とし、令和3年10月1日から令和4年9月30日までの期間出荷された生乳の1日1頭当たりの生産額(乳価×乳量)を生産者ごとに算出し、順位を決定。最優秀賞には昨年に続き飯田市の塩澤光宏さんが選ばれた。
塩澤さんの牛舎では現在搾乳牛55頭をロボット搾乳し、同共進会の生体審査が生産額の審査へ移行してから11回連続で最優秀賞を受賞している。代理で表彰を受けた娘婿の塩澤裕樹(43)さんは「家族で頑張ってきたことに高い評価をいただきうれしい。経営が厳しい中ですが長く続けていけるようがんばりたい」と話した。
表彰式であいさつにたった同協議会副会長で同JAの塩澤昇営農担当常務は「日々の生産管理に敬意を表します。生産コスト高騰の影響で残念ながら廃業する生産者もいる。産業維持のため、安心して生産に励んでいただけるようJAも一緒になって取り組んでいく」とあいさつした。
入賞は次の皆さん
▽最優秀賞:塩澤光宏さん(飯田市)▽優秀賞:(株)吉川牧場(飯田市)、吉川嘉一さん(飯田市)▽優良賞:丸山博司さん(飯田市)、本島正彦さん(高森町)、片桐達司さん(根羽村)