JAみなみ信州と同JA畜産協議会は13日、飯田市鼎の同JA本所で第25回JAみなみ信州畜産共進会(繁殖の部)の表彰式を開いた。受賞者と同JA役職員、南信州農業農村支援センター、飯田家畜保健衛生所、JA全農長野の職員らおよそ30人が参加した。
繁殖の部の審査は新型コロナウイルス感染症の影響で生体の集合審査は行わず、今年4月~9月の市場販売価格で1頭当たりの平均価格の高い上位5名を表彰した。部会員数54戸を対象に開催され、雌の部最優秀賞には喬木村の多田友也(ただ・ともや)さん、去勢の部最優秀賞には喬木村の内山繁一(うちやま・しげかず)さんが選ばれた。
同共進会副会長で同JAの塩澤昇営農担当常務は「県内外から高い評価を受ける南信州の畜産業は生産者の努力と高い生産技術で支えられています。生産コスト高騰の影響を大きく受ける中ではありますが、JAとしても支援をして一緒にこの危機を乗り越えていきたい。生産者には引き続き高品質な生産をお願いします」と話した。
最優秀賞を受賞した多田さんは「日々の努力の積み重ねでこのような賞をいただけてうれしい。飼料の高騰で経営が厳しいが、引き続き高品質な生産をがんばっていきたい」と話した。
入賞者は次の皆さん
【雌の部】
▽最優秀賞:多田友也(喬木村)▽優秀賞:吉岡和男(飯田市)、近藤光正(阿智村)▽優良賞:岡田牧場(飯田市)、石原正(阿智村)
【去勢の部】
▽最優秀賞:内山繁一(喬木村)▽優秀賞:串原肇(下條村)、伊藤公男(飯田市)▽優良賞:高坂孝明(飯田市)、小山清志(喬木村)