JA上伊那とJA上伊那生活部会は12月17日、伊那市にある長野県伊那文化会館で第25回女性まつり・家の光大会を3年ぶりに開いた。感染症対策のため無観客とし、同大会史上初めてとなるケーブルテレビの生中継でみんなの絆をつないだ。
同大会は部会員同士の親睦と絆を深め、さらなる仲間づくりの輪を広げることを目的に1996年から開催している。生活部会の活動テーマ(2022年度~24年度)は『想いをひとつにかなえよう~つながることで仲間と地域をハッピーに~』。これまでの方法にとらわれない「新しい活動のあり方」を考え生活文化活動や仲間づくりなどの活動を行っている。2019年度以降、延期を余儀なくされた同大会も「おうちでも楽しめる女性まつり・家の光大会」として計画された。
「家の光記事活用体験発表」では長野県代表として2月の全国大会出場が決まっている箕輪町の井澤美由紀さんが「つながることで仲間と地域をハッピーに」と題して、コロナ禍でも手作りの班だよりを配布するなど工夫した班活動の様子と、これからの抱負を発表した。
「活動発表」では家の光朗読劇場や活動動画上映に続き、2020年度・21年度・22年度の生活部会本部役員30人がJA女性の歌「明日輝くために」の手話ダンスを披露。コロナ禍で大きな声を出して歌うことは難しくなったが、身体を使った手話で気持ちをひとつにした。
活動発表の後には、公立諏訪東京理科大学教授の篠原菊紀氏が「脳を鍛える活脳トレーニング」と題し記念講演した。
同部会の上田ゆり子部会長は「部会員のみなさんから一番声の多かった女性まつり・家の光大会を何としてもやるんだと意思を固めて準備してきた。一堂に集まることはできなかったが生中継を通じて、同じ時間に仲間とつながることができてよかった」と話した。