飢餓に苦しむ国へお米を送る国際協力田運動に取り組むJAみなみ信州は5日、同JA本所でアジア・アフリカ支援米送付運動に取り組む飯伊地区労農会議と合同で支援米の発送式を開いた。同労農会議、同JA関係者らおよそ20名のほか、同JAとお米を一緒につくった川路保育園年長園児ら11名も参加し、合計466.5kgの支援米をトラックに積み込み見送った。
同発送式には同労農会議が飯田市上郷の篠田喜代志さんの圃場で作った「風さやか」346.5kgと、飯田市川路の圃場で同地区農家と同園園児が一緒に作った「にじのかがやき」120kgが入った米袋が並んだ。発送式では同園園児らが元気いっぱいの歌やダンスを披露し、絵やメッセージを書いたシールを米袋に貼り、同JA職員らと一緒にトラックに積み込んだ。
同JA営農部営農企画課の髙田佐枝子主任は「飢餓に苦しむ子どもたちへお米が届けられ、少しでも貧困が減ったらうれしい」と話した。
同JAでの支援米の取り組みは今年18年目、また同労農会議の取り組みも30年以上続いている。この日発送した支援米は趣旨に賛同する日本通運㈱飯田営業所によって無償で長野市へ送られ、来年1月中旬に「食とみどり、水を守る長野県民会議」と「長野県農業協同組合中央会」合同の発送式を行いマリ共和国へ送られる予定。