地元産のおいしさ味わって りんごやナガイモに子どもたちが笑顔

JA松本ハイランド
真っ赤なりんごとでっかいナガイモに笑顔の園児ら(13日 山形村で)
真っ赤なりんごとでっかいナガイモに笑顔の園児ら(13日 山形村で)

JA松本ハイランド青年部山形支部は12月13日、東筑摩郡山形村にある山形保育園とやまの子保育園の2園に、地元で収穫されたナガイモとりんご、米をプレゼントした。コロナ禍で青年部活動が制限される中で、何か地域に貢献できることはないかと考え企画。毎年夏には青年部全体で、管内の保育園へのすいかのプレゼントを実施しているが、すいか以外にもおいしい農産物があることを知ってもらい、農業に興味を持ち、日常生活の中で地元の農産物を選び食べる思考を育もうとの思いから、支部独自の取り組みとして今年初めて実施した。
当日、山形保育園では、同支部の役員とJA職員8人が訪れ、りんご「サンふじ」64個とナガイモ20キロ、米20キロを届けた。「僕たちが一生懸命に育てたので、おいしくたくさん食べてください」と話すと、園児らは、真っ赤に色づいたりんごや大きく育ったナガイモを手に「でっかい!」「おいしそう!」「早く食べたい」と笑顔を見せた。寄贈した農産物は、給食やおやつの時間に味わった。また、同JA農機センター山形の協力を得て、90馬力の大型トラクターへの展示も行い、年長園児が一人ずつ順番に運転席に乗り込み、笑顔で記念写真を撮るなどして楽しんだ。
同支部の塩原和宣支部長は「子どもたちが日常の中で目にしている畑では、なにが作られ、どんな味なのかを体感し、地元の農業に興味を持ってくれたらうれしい」と話し、同園の芦澤さゆり園長は「地域のご厚意は本当にうれしい。子供たちが、地元のおいしい農産物を食べることは、食育につながるのでありがたい。」と話した。

MENU