令和5年度トルコギキョウ品種説明会/12の新品種を紹介

JA上伊那
日本一の産地を呼びかける山﨑専門部長
日本一の産地を呼びかける山﨑専門部長

JA上伊那花卉部会トルコギキョウ専門部は12月7日、伊那市狐島のJA上伊那本所で令和5年度トルコギキョウ品種説明会を開いた。同JA管内ではオリジナル品種を多く栽培。品種説明会は来期の作付けに向けた品種選考に役立ててもらうことを目的に毎年開いている。今回は、新品種12品種を含む36品種の特性などを説明した。
トルコギキョウは同JAの主力品目の一つ。管内のトルコギキョウは上伊那地域で育種されたオリジナル品種が特徴で、同JAの年間出荷量の9割以上をオリジナル品種が占めている。
今年度は梅雨明けが早く気温が高い日が続いたことで例年より1週間から1ヵ月ほど出荷が早まった。年間出荷本数は昨年より約30万本多い230万本。販売高は過去最高となる3億3300万円となった。
説明会には約70人が参加。オリジナル品種を育種している伊那市東春近の株式会社フロムシードが品種の特性を説明した。生産者は資料を見ながら花形や耐病性などを確認した。
同専門部の山﨑正人専門部長は「基本の管理をしっかりすることで出荷本数を増やし日本一の産地を目指す。また、品評会などを通して上伊那のオリジナル品種をPRしていこう」と呼びかけた。
同JAでは来年度に向けた土づくりや土壌消毒の実施などの呼びかけに力を入れ、さらなる産地化に取り組んでいる。

MENU