PB商品用加工リンゴ集荷/3年ぶりの大豊作で、目標出荷数量2000ケースを販売

JA信州諏訪
集荷施設に所狭しと並ぶ加工用リンゴ
集荷施設に所狭しと並ぶ加工用リンゴ

JA信州諏訪果樹部会は11月22日から12月13日まで週1回、加工用リンゴの集荷を行っている。品種は「ふじ」で、プライベートブランド(PB)商品「JA信州諏訪のりんごジュース」(1缶190グラム)の原材料となる。3年ぶりの大豊作で、同商品は昨年比850ケース増の2000ケース(1ケース30本入り)の製造を予定。販売は2023年1月下旬を見込んでいる。
JA営農部によると、2020年・2021年は霜・凍霜害による被害が大きく、出荷数量減となったが、2022年は、被害が少なく大玉傾向で、味もよい。夏場の暑さで日焼け・斜傾果、サビ果となったリンゴを加工用として出荷する部会員が多いという。
12月6日は、部会員が集荷施設3カ所にリンゴ計15トンを持ち込んだ。翌7日、運送業者が松本市の加工工場に運搬した。
「JA信州諏訪のりんごジュース」は2020年度から、毎年1月にJAの生活関連子会社「株式会社あぐりライフ信州諏訪」、管内の農産物直売所、A・コープ店などで販売している。JA産リンゴを使ったストレート果汁100%缶ジュースで、まるごと搾りたてのりんごを彷彿とさせる豊かな香りと濃厚な味わいが特徴。家庭用や贈り物として需要が高く、2020年度版・2021年度版ともに、販売から3カ月から半年程で売れ切るほどの人気商品だ。
2023年版は、「御柱祭デザイン缶」「レギュラー缶」の2種類で販売を予定する。
JA同部生産販売課の名取鉄也課長は「生産者の皆様にご協力いただき、新発売時からの目標だった2000ケース分を初めて製造することができる。ぜひ多くの方に味わっていただきたい」と話している。

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