セルリー種まきはじまる

JA信州諏訪
セルリーの種を手作業で慎重にまくJA職員
セルリーの種を手作業で慎重にまくJA職員

JA信州諏訪の主力野菜「セルリー」の種まきが12月6日、原村のJA育苗ハウスで始まった。営農部の職員が、小さな種を手作業で育苗箱にまきつけている。来年6月中旬にかけて育苗箱2500箱を月2~3回19日間行い、定期的に生産者に引き渡す。
JA育苗事業の一環で、生産者の労力と生産コスト削減を目的に毎年行っている。今年は11月上旬、原村と茅野市の生産者43人から注文を受付けた。
6日は、職員12人が参加。初日の恒例行事として、ハウス内の四隅に御神酒と盛り塩・かけ塩をし、全員の身を清めた。最後に二礼二拍手を行い、安全に農作業が進み、生産者へ健苗を無事に引き渡せるよう祈願した。
種は非常に小さく、土の色と似ている。職員は、均一にまけるよう白い石の粉と混ぜた後、指と指の間から少しずつていねいにまきつけていった。
今後は、ハウス内の温度が15度を下回らないよう管理をしながら、本葉1枚半ほどの幼苗に仕立てる。
原村営農センターの担当者は「日々の天候に合わせて適切な温度・水管理を行い、生産者に良質な苗を配布したい」と話している。

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