1年を振り返る/キク専門部反省会

JA佐久浅間
表彰を受ける篠田さん
表彰を受ける篠田さん

JA佐久浅間花き専門委員会キク専門部は11月29日、佐久市のJA本所で生産販売反省会議を開いた。部会員やJA関係者、市場担当者ら約60人が出席。2022年度の生産販売実績や課題を振り返り、次年度に向けた取り組みや作付け品種などについて協議した。
JAの22年度の販売数量は、前年度比で輪菊93%、小菊89%、スプレー菊200%で、全体では92%だった。4月のまとまった降雨による定植の遅れや6月の低温、早い梅雨明けからの高温など、さまざまな要因により栽培管理に苦慮した年となった。
市場担当者は「異常気象への対応は難しいが、伝統ある産地として1本でも多く出荷してほしい」と呼び掛け、産地の維持・発展と安定出荷を求めた。
22年度の出荷実績表彰も行い、出荷量や品種、秀品率などを基準に10人を表彰した。輪菊の部ではシーズンを通して最も秀品率が高かった生産者に贈られる出荷数量500ケース以上の部の優秀賞には、佐久市の篠田武人さん、500ケース以下の部では、同市の関口誠さんが選ばれた。その他の受賞者は次の通り。
輪菊の部▽優秀賞(品種別部門)=井出和廣(佐久穂町)、川村勝重(佐久市)、若松義男(佐久市)、井出英昭(佐久市)▽功労賞=佐藤博(佐久穂町)▽検査員賞=飯森二郎(佐久市)▽新人賞=飯森勝時(佐久市)▽小菊の部 優秀賞=尾口和(佐久市)

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