もったいないをありがとうに フードドライブ支援の輪広がる 組合員、地域住民一丸で13トン

JAながの
目録とともに食材を寄贈(左から沼田女性部長、原山米穀部長、中坪局長、斉藤常務)
目録とともに食材を寄贈(左から沼田女性部長、原山米穀部長、中坪局長、斉藤常務)

JAながのでは、未来を担う子供たちの今を考える取組としてフードドライブを拡大し支援の輪を広げている。これは家庭で消費しきれない食材を募り、地域の福祉団体や子ども食堂を運営する団体へ届け活用してもらうもので、今年で7年目。昨年の10トンを上回る13トンを県などへ寄贈した。
集められた食材は米や缶詰、レトルト品が中心で、JA支所へ来店する利用者や秋に開いた農産物直売市に訪れた地域住民らに呼びかけた他、同女性部や生産部会、役職員からも多く寄せられた。
11月29日、長野市の長野合同庁舎で贈呈式を開き、県長野地域振興局の中坪成海局長へ目録と共に、運び入れた約7トンの食材を受け渡した。また、同JA管内で支援活動を行う団体へより多くの食材が行き届くよう、5市2町の社会福祉協議会やNPO法人へ6トンの食材を寄贈した。
JAの斎藤重雄常務理事は「コロナ禍や物価高騰で支援を求める声が高まっている。いち早く届けてほしい」と話した。中坪局長は「たくさんの寄付に感謝している、貴重な食材を大切に届けます」と伝えた。
JAではフードドライブ運動を通じて、家庭での食品ロスを軽減し食材を必要としている方々へつなぐ役割として今後も積極的に取り組んで行く。

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