有機肥料をペレット化へ

JA佐久浅間
試作したペレット堆肥の説明をする担当者(11月24日、佐久市鳴瀬のJA佐久岩村田支所高瀬店で)
試作したペレット堆肥の説明をする担当者(11月24日、佐久市鳴瀬のJA佐久岩村田支所高瀬店で)

JA佐久浅間は、国のみどりの食料システム法基盤確立事業の採択を受けプロジェクトを設置し、農業の環境負荷軽減と持続的発展に向け取り組んでいる。
「みどりの食料システム法基盤確立事業プロジェクト」には同営農指導員やJA長野中央会、JA全農長野、長野県や佐久市の担当職員も参加。JAは2022年度に策定した第二次3カ年プラス2カ年計画に基づき、佐久市から委託されている望月土づくりセンターで製造している有機堆肥をペレット化し販売する事を目指している。
11月24日、第2回目のプロジェクト会議では試験用に取得したペレタイザーを使用しペレットの試作と長野県畜産試験場飼料環境部で技師の古畑祥吾氏を招き「家畜ふんの利活用について」の講演を行った。
試作では炭を配合した堆肥ペレットや水分量の多く含む堆肥のペレット化の実演を行い、実際に出来たペレット堆肥を参加者で確認。講演を受講したJAあさま西部営農センター満木孔児係長は「ペレット化のメリットについて聞くことが出来た。肥料の高騰対策としても期待されている堆肥のペレットを今後農家に提案していきたい」と話した。
プロジェクトリーダーのJA営農経済部営農企画課の清水浩文課長は「多くの品目を生産するこの地域の循環型農業を推進し、それぞれの組合員の持続的な発展を支えていきたい」と話す。
次回はJAの生産資材新商材開発プロジェクトと合同開催し今年4月に販売開始したJA佐久浅間オリジナル有機肥料「望ちゃん」に続く商品化に向けてパッケージなどのデザインの検討を行う予定だ。

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