米穀施設巡回/各CE・RCの処理能力、設備などを視察

JA上伊那
南箕輪CEを視察する参加者
南箕輪CEを視察する参加者

JA上伊那米穀部会・酒米専門部は11月22日、研修会を開いた。同部会の伊藤則男部会長やJAの白鳥健一営農経済担当常務など25人が参加。半日かけて管内の米穀施設を巡回し現地を視察したほか、現在建設中の南部CE(カントリーエレベーター)なども見学した。
管内は県下でも有数の米どころ。2つのアルプスから流れ出る雪どけ水を利用した稲作が行われている。昼夜の寒暖差が大きい内陸性気候のため、病害虫の発生が少なく、低農薬で粒張りの良い米が特徴。管内CEのサイロで籾のまま貯蔵し、注文に応じて籾摺りをして出荷する「今ずり米」は、1年を通じて品質と味が変わらず高い評価を受けている。
研修会では管内に8ヵ所あるCE・RC(ライスセンター)のうち、5ヵ所を視察。あわせて飯島CEの西側に建設中の南部CEを視察し、場長や建設担当者から処理能力や設備について説明を受けた。同JAは現在の赤穂(駒ヶ根市)・中川・宮田CE・RCを集約し南部CEを南部地区の米穀施設の拠点として建設を進めている。
巡回を終えて伊藤部会長は「新しい施設もこれまでの施設も部会で協力して大切に使っていきましょう」と呼びかけた。また、部会員からは「施設へは出荷時の忙しい時には来るのがほとんど。落ち着いた時期に改めて施設を見学できたのは良かった」と話した。

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