安全な小麦を子供たちへ フレッシュミズの食育活動

JAみなみ信州
播種機を使って楽しく種まきをする児童ら
播種機を使って楽しく種まきをする児童ら

JAみなみ信州女性部喬木支部フレッシュミズグループ「Spica(スピカ)」は4日、喬木村の同校近くの圃場で喬木第一小学校5年生およそ50人と小麦の種まきを行った。スピカでは子どもたちにに安全安心な小麦を食べてほしいと、育てるから食べるまでの1年を通した食育活動を行っている。
児童らは播種機を押す係とまっすぐ進むようにサポートする係と分担して、畑に引かれた白い線に沿って畑の端から端までを往復して種まきをした。最初は同グループメンバーが手伝ったが、慣れてくると児童だけで積極的に種まきをする姿も見られた。種まきを体験した児童は「土がでこぼこしていてまっすぐ進むのが難しかった」「思ったより軽く動いて楽しかった」などと話し作業を楽しんだ。
同グループの橋本裕香(はしもと・ひろか)代表は「輸入の小麦が高騰し安全性が叫ばれている今だからこそ、自分たちで作ることの尊さや大変さを子供たちに伝え、安全なものを食べてもらいたい。今年から新しい畑になり品種も変えてみた。どんな小麦が育つのか、子供たちと小麦づくりをしていくのが楽しみ」と話した。
同校5年生担任の鎌﨑元(かまさき・はじめ)教諭は「普段自分たちが食べる小麦づくりに携わることができるのは子供たちにとって特別な体験になる。スピカのみなさんのサポートで子供たちは楽しそうにのびのびと作業ができた」と話した。
同グループでは年明けの麦踏み、6月の収穫後にはピザづくりを予定している。

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