JA女性部と組合員、職員が連携で「フードドライブ」/支所だより活用し取組み広める

JA信州諏訪
連携して地域に地元農産物などを寄付したJA女性部茅野市ブロック
連携して地域に地元農産物などを寄付したJA女性部茅野市ブロック

JA信州諏訪女性部茅野市ブロックは11月中旬、家庭で余っている食品を寄付するフードドライブを行った。14日から18日の5日間、同市にある3支所(茅野中央支所、茅野北部支所、茅野南部支所)に専用窓口を設置し、品物を収集。職員や部員が仕分けた後、協力した部員、組合員、職員の思いとともに、寄付先の担当者に受け渡した。
「食」を通じた持続可能な開発目標(SDGs)の一環で、2021年度から行っている。今年は初めて、同支所が月1回独自で制作し、JA機関誌に折り込んで配布する「支所だより『ちの』」を通じて、組合員にも協力を要請。多くの人が取組みに賛同し、米127キログラム、キャベツ・カボチャなどの地元産野菜、調味料、缶詰、日用品など18種類が集まった。
寄付先は、部員の「地元で助け合いを実現したい」との思いから、同市にあるNPO法人信州協働会議主催のコミュニティーキッチン・こども食堂「コミュ・きっちん天香」、生活就労支援センター「まいさぽ茅野市」の2カ所とした。
18日は、同支所の白鳥誠統括所長ら3人と、同部の樋口美智代茅野市ブロック長が「コミュ・きっちん天香」に品物を届けた。今後、「コミュ・きっちん天香」を含む市内の子ども食堂9カ所での弁当や食材の提供などで活用される予定だ。
樋口ブロック長は「皆さんに協力をいただき、たくさんの品物が集まった。受け取った方に笑顔になってもらえたらうれしい」と期待を寄せた。
同法人理事長の八幡カオリさんは「地域の子どもたちのため、有効活用させていただく。品物を提供いただいた皆さんに感謝をお伝えいただきたい」と話した。

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