毎年恒例「リンゴフェア&農業祭り」 根強い人気安曇野リンゴ

JAあづみ
自家用リンゴを品定めする来場者(中央)とJA理事(右)
自家用リンゴを品定めする来場者(中央)とJA理事(右)

JAあづみは19.20日の2日間、安曇野市の同JA三郷支所構内で「リンゴフェア&農業祭り」を開いた。晩生種リンゴ「サンふじ」の収穫最盛期に合わせて30年以上続く恒例のイベント。
JA理事やJA職員らがリンゴや秋野菜、新米などを対面販売。3年ぶりに贈答用リンゴの全国発送も受け付け、コロナ禍前の規模に戻りつつある。
安曇野産リンゴの人気は高く、地元をはじめ首都圏や中京、関西方面などから大勢の家族連れが来場した。販売開始と同時に10箱単位で購入する客の姿が見られ、贈答用リンゴは開始1時間で約300箱が売れるなど大盛況だった。
2022年は、春先の凍霜害や台風など気象災害がほとんどなかったことからリンゴ「サンふじ」の贈答用(1箱=5.10キロ)、家庭用(1箱=5キロ)合わせて約3,500箱(前年比900箱増)、袋詰め(1袋=3キロ)は1,000袋用意。期間中の売上は1,102万円と例年並みだった。
贈答用・家庭用リンゴを合わせて約20箱購入した神奈川県横浜市の塚田睦雄さん(65)は「20年前、お歳暮でもらって食べた安曇野リンゴの美味しさに驚いた。それから毎年買いに来ては親戚や友人に配っている。今年はたくさん買えてほっとしている」と嬉しそうに話した。
三郷地域営農センターの福嶋勇一センター長は「大勢の来場者にお越しいただきありがたい。今年は昨年の様な凍霜害もなくたくさんの美味しいリンゴをお届けできた。良いものを作ろうとする生産者の励みになるよう、より多くのリンゴを買っていただき農家を応援いただきたい」と強調した。

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