岡谷田中小学校5年生/収穫の喜び つきたての餅ほおばる

JA信州諏訪
つきたての餅をほおばる児童
つきたての餅をほおばる児童

岡谷市立岡谷田中小学校の5年生は11月17日、同校の稲作体験の集大成となる収穫祭を開いた。2クラス51人が参加。栽培指導に携わったJA信州諏訪の役職員ら8人と、JAとゴールドスポンサー契約を結ぶサッカーJ3の松本山雅FCスタッフの片山真人さんとボアンポン賢さんも招かれた。児童が育てたもち米で餅をつき、給食の時間に収穫の喜びを味わった。
同校では毎年、総合学習の一環として米作りに取組んでいる。今年は同校敷地内の田んぼ約1アールでもち米「ヒメノモチ」を栽培。5月に田植え、10月に稲刈り・脱穀をした。
収穫祭は、同校体育館で開いた。発表係の児童たちは、稲作体験を通じて学んだことをステージ上で発表。田起こし、代かき、田植え、鳥対策、稲刈り、脱穀の6グループが劇やクイズを交えて、学習成果を発表した。
餅つきは専用の機械で行った。JA職員が手伝い、ついた餅は手のひら大の大きさに丸め、きなこやあんこで味付けをした。味付けをしていないそのままの餅も人気だった。新型コロナウイルス感染予防のため黙食だったが、児童はおいしさに笑顔を見せた。
収穫祭実行委員長の真壁太一さん(11)は、「稲を虫や鳥から守るのが大変だったけど、無事に収穫祭を迎えられてよかった。つきたてのお餅はおいしかった」と笑顔で話した。
JAの濵由美子理事は、「児童たちが協力して米作りに励む姿が印象的だった。農作業の大変さを知ったと思うが、その分、収穫の喜びや達成感も味わえたと思う」と話した。

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