吉蔵ねぎ収穫 甘くてシャキシャキ食感楽しんで

JAあづみ
吉蔵ねぎを力一杯引き抜く部員ら
吉蔵ねぎを力一杯引き抜く部員ら

JAあづみ女性部穂高支部は16日、安曇野市穂高の圃場で「吉蔵ねぎ」の収穫作業を行った。女性部員やJA職員ら約30人が、80センチほどに伸びたねぎを次々と掘り起し、1本ずつ丁寧に束ねていた。
収穫したねぎは18日、同JA穂高支所主催の「吉蔵ねぎ・新米・リンゴ~秋の味覚販売会」で1束(=3キロ)500円(税込)で販売する。
吉蔵ねぎは分けつの少ない光沢のある太ネギで、軟白部の長さが40センチで太さは2.5センチ。肉質が軟らかく耐病性に強いため栽培しやすい。煮ても焼いてもおいしく、甘くてシャキシャキした食感が特徴だ。
ねぎ栽培は、部員同士の交流も兼ねて20年前から続けている。4月下旬に約8アールの畑に1万本定植し、ねぎ部長の浅川寿美子さんらが中心となり土寄せや草取り作業などに汗を流した。地域住民やファンから販売に関する問い合わせも多くなり、地域に浸透してきている。
22年産は定植後の干ばつや長雨の影響で生育が心配されたものの、病気もなく仕上がりは上々。同支部ネギ部長の浅川さんは「今年は出来がいい。甘くてシャキシャキのねぎを多くの消費者に味わってもらいたい」と話した。

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