（株）長野県A・コープは11月17日、長野市松代町のA・コープ松代店を、「A・コープファーマーズ松代店」としてリニューアルオープンした。内・外装を一新し、直売コーナーを4坪拡大。インストアベーカリーも新たに設置し、地域の組合員・住民利用者に、ますます愛される店舗運営を目指す。
同店舗は1999年(平成11年)12月にオープン。生産者直売コーナーを備えた地域でも先駆けの店舗。2019年10月の台風19号災害で施設に浸水被害を受け改装。のち、21年3月に店舗横を走る松代バイパス(長野真田線　県道35号線)が全面開通したこと、施設の老朽化もふまえ、A・コープファーマーズ店舗への業態転換として、22年10月25日から改装のため休業した。改装は冷蔵・冷凍ケースの一新や店内レイアウトの変更、外装工事、駐車場整備により、品揃えの充実強化、利便性の向上につなげた。
オープン当日は朝7時前から生産者直売コーナー「グリーンスマイル」にJAグリーン長野A・コープ直売会員の生産者が「長いも」や「りんご」「野沢菜」など様々な農産物を出荷。生産者からは「待ちに待っていた、とても嬉しい」と喜びの声が寄せられた。武田国守A・コープ直売会松代店運営委員長は、「消費者のみなさんに喜んで何を食べてもおいしいと思っていただける新鮮・安全に愛情と真心を込めた農産物を出荷していきたい」と意気込んだ。
オープン9時を前に、店舗外には来店客が大行列を作った。数分早く開店。多くの来店者が直売農産物やこだわりの県産・国産食材の買い物を楽しんだ。来店客は「松代店開店以来ずっと利用している。キレイになってこれからの買い物がさらに楽しみ」と喜んだ。
オープンに先駆けて行った朝礼には、JAグリーン長野栗林和洋組合長はじめJA役職員、A・コープ直売会役員、（株）長野県A・コープ山﨑進社長はじめ役職員が出席。栗林組合長は「地域の組合員のみなさんのご理解とご協力を得て、素晴らしい店舗ができた。JAは組合員の生活と農業を守ることが本命。直売を通じて農業所得の向上につなげ、地域のみなさまにますますご利用いただけるお店にしていきたい」と話し、店舗職員を激励した。山﨑進代表取締役社長は「平成11年にこの地にオープンし、地域に愛されてきた店舗。内装も一新し、品そろえも大幅に増え、充実させ、素晴らしい商品が並んでいるので、これからもこの地域で一番の、長くご利用いただける店舗づくりをしていきたい」と意気込みを語った。