花き反省検討会/次年度に向け更なる意志統一図る

JA信州諏訪
生産販売事業、気象及び生育経過を協議した花き反省検討会
生産販売事業、気象及び生育経過を協議した花き反省検討会

JA信州諏訪花き専門委員会は11月11日、富士見町のJA会館ふじみで花き反省検討会を開いた。生産者、委員、市場関係者、輸送関係者、諏訪農業農村支援センター職員、JA全農長野職員、JA役職員ら142人が出席。管内産花きの販売金額10月末実績が17億9,801万5千円(前年同月比107.7%)で、前年を上回ったことを報告し、次年度に向け更なる意志統一を図った。
今回は2019年度以来3年ぶりに、県外の関係者を招いて開いた。
全体会議では、2022年度の生産販売事業、気象及び生育経過を確認した。JAはJA全農長野と連携し、仲卸や量販店、小売店などでの花き拡販フェア「JA信州諏訪フェア」や、取引市場での出荷最盛期の品種展示を行った。また、独自の宣伝ポスターを新たに2種類制作。関係施設や地元小・中学校、高校などに配布して貼ってもらうなど、消費宣伝活動に力を入れた。
販売は、2年ぶりに行動制限のない連休、冠婚葬祭やイベントの開催等で需要が高まり、年間通してほぼ堅調な販売が続いた。
生育状況は、天候不順の影響を強く受けた1年だった。5月の施設・露地物の定植作業は順調に行われた。6月下旬から7月上旬にかけての高温で葉焼け、8月上旬の降雨で細菌性病害や過湿によるムレ、根痛みが発生。管内産花きの販売数量10月末実績は28万8,668ケース(前年同月比97.5%)だった。
岡部良和委員長は「今年は販売金額・単価が好調だった。関係各所の皆様に感謝している。久しぶりの顔を合わせた会議なので、有意義な時間にし次年度に繋げたい」と話した。
小松八郎組合長は「管内農業を守るべく諏訪地域に適した新品目の試験栽培、資材・肥料価格高騰対策を引き続き行っていく」とあいさつした。
全体会議の前後には、分科会を開いた。品目ごと詳しい生産及び販売経過や次年度の生産方針を協議。市場関係者との活発な意見交換が行われた。

MENU