最優秀賞に松島雅人さん 第19回JAあづみ水稲品質改善共進会で選出

JAあづみ
米の品質などを厳正に審査した
米の品質などを厳正に審査した

JAあづみ食糧専門委員会は11日、安曇野市堀金の広域営農センターで「第19回JAあづみ水稲品質改善共進会」を開いた。
同会は、水稲の栽培技術や品質向上を目指し毎年行っている。JA管内14地区から昨年より2点多い71点の玄米が出品され、審査を行った。
厳正な審査の結果、最優秀賞の松本農業農村支援センター所長賞には、同市有明地区の松島雅人さんが選ばれた。
審査は、成分分析計による食味値と穀粒判別器による整粒値が高い上位20点を1次選抜。その中から、松本農業農村支援センター、JA全農長野、JAあづみ食糧専門委員会役員、農産物検査員ら7名が食味を構成するタンパク質やアミロースの測定値と、胴割れ米、未熟粒などがないか外観形質による目視判定で、入賞の10点を決めた。
営農経済事業部米穀課によると、田植え後の好天により例年よりも1週間ほど生育が進んだ。梅雨明け後の高温で白未熟米などが心配されたものの生産の努力により仕上がりは上々。作況指数は98%と適期刈り取りを呼び掛けた事で一等米比率は県内トップクラス。
同センター技術経営普及課の谷口岳志主任は「気温変動が激しく、ここ数年を見ても栽培が難しい年だったが、上位作品は粒の透明感や整粒が素晴らしい。生産者の努力が顕著に現れていた」と評した。
最優秀賞以外の入賞者は次の通り。かっこ内は地区名。(敬称略)
▽優秀賞=丸山恒靖(北穂高)、中村洋一(温)、甕里史(温)、山崎智章(有明)▽優良賞=塚田高裕(烏川)、高橋巧(北穂高)、青柳強(烏川)、奥村光廣(明盛)、山田稔(穂高)

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