女性大学生が丹精込めてこんにゃくづくり/講師は知識深めたJA職員

JA信州諏訪
職員に教わりながらこんにゃくづくりを学ぶ大学生
職員に教わりながらこんにゃくづくりを学ぶ大学生

JA信州諏訪女性大学は11月9日、茅野市の玉川研修センターで「こんにゃくづくり講習会」を開いた。大学生・JA職員合わせて20人が参加。強火に設定した鍋を前に額に汗をにじませながら、皆で協力してこんにゃくを練り上げた。
参加者から「市販では味わえない手づくりならではのおいしさが魅力」と、同大学や女性部など、JA主催の活動グループで毎年人気の講習。11月~翌年1月頃にかけて数多の講習があるため、JA管理部協同活動推進課の小林明美さんと佐久彩香さんが2021年度、先輩講師からのアドバイスやさまざまな資料を参考に、こんにゃくの作り方を習得。今年度から本格的に講師となって支援にあたっている。
この日は、駒ケ根市の農家からこんにゃく芋を手配。参加者は、きれいに洗ったこんにゃく芋を2センチ角に切り、水を加えながらミキサーにかけた。鍋に移して皆で交代しながらかき混ぜ、しっかりと粘りが出たら火からおろして冷まし、ぬるま湯で溶かした「こんにゃくの素」を加えながらよく練った後、容器に入れた。1時間半ほどで、手づくりこんにゃくが完成。翌日に水を変えながら30分ほど茹でた後、冷水に浸してアク抜きをし、各々で味わう。
同課の小林さんは「皆でつくったこんにゃくは格別においしい。ぜひさしみこんにゃくやおでん、煮物にして家族で味わって」と呼びかけた。
岡谷市の城下松子さん(69)は「こんにゃくを練る作業が大変で苦労したが、とてもいい経験になった。いろいろな料理に入れて食べるのが楽しみ」と話していた。

MENU