昔ながらの脱穀を体験/佐久市立田口小学校米作り体験

JA佐久浅間
千歯こきを使う児童(11月1日、佐久市田口で)
千歯こきを使う児童(11月1日、佐久市田口で)

JA佐久浅間は食農教育の一環で地域の生産者と連携し、食農教育に力を入れている。佐久市の田口小学校では、地域ボランティア「お米作り協力隊」やJA職員の指導でもち米を栽培した。11月1日に、5年生34人が10月6日に刈り取った稲を脱穀した。使用した農具は古くから使われている千歯こきや足踏み脱穀機、ハーベスターで児童はグループに分かれて体験。初めて見る農具にも興味津々で機械が動き出すと稲束を持って集まり脱穀作業を行った。
作業終了後、児童らは「千歯こきは力がいる道具で難しく疲れた。昔の人は苦労していたんだと感じた」と話していた。
指導したJAみなみ北部営農センターの田中孝之センター長は「お米はどのようにしてできるのか体験をしてもらうことができた。米作りの大変さを知り、感謝の気持ちを持って食べてほしい」と話した。
収穫したもち米は、JAライスセンターで精米し、11月29日に保護者と一緒に収穫祭を行い、残りの米は来年閉校の時に紅白のお餅で全校生徒やお世話になった方々にふるまう予定だ。

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