JA職員が農業実習 食と農を通じたコミュニケーション強化

JA信州うえだ
稲刈りを体験する職員
稲刈りを体験する職員

JA信州うえだ丸子地区事業部は10月27日、依田地区(上田市生田)の水田で同地区事業部の今年度の新入職員(女性1人)をはじめ、他女性職員8人と男性職員8人が参加し、稲刈りとはぜ掛け作業を行った。
JA職員による稲刈り実習は、農業経験の無いJA職員が、実際に農業を体験することで、より農業への関心を深め、食と農を通じて組合員・地域農業の担い手とコミュニケーションの充実を図ることで農業の裾野を広げ、地域農業の活性化につなげて行くことが目的。
稲作実習は、依田地区の農業後継者がいなくなった、約20アールの水田を活用し、春先の田植え、草刈り管理、稲刈り、はぜ掛けまですべて同地区事業部職員が行っている。
この日は、ベテラン職員から一人ひとりバインダー(稲刈り機)の操作方法を教わり、参加職員全員が稲刈りとはぜ掛け作業を体験した。
参加した職員は「機械の方向転回が難しかったが、良い経験ができ楽しかった」「はぜ掛け作業は筋肉痛になりそうだが、これも農業を実感できる良い機会になった」と感想を話した。今後は脱穀作業も行う。
同地区事業部は「農地の荒廃防止策の一環として、少しでも貢献できるようこの取り組みを継続したい。今年も収穫した米『風さやか』を、地元(株)信州銘醸に依頼し酒造りにも挑戦したい」としている。

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