収穫楽しむ

JAグリーン長野
「とれた~!」と喜ぶ児童
「とれた~!」と喜ぶ児童

JAグリーン長野と更級農業高校が開く「親子ふれあい農業塾」は11月5日、今年度最終回を迎えた。この日は、大根・カブ・サツマイモの収穫と、生徒によるミサンガづくり講習、閉講式と内容盛りだくさん。受講生親子13組が参加した。
新型コロナウイルス対策で、収穫作業は2手に分かれて実施。家庭ごと区分けされた畑で生徒を講師に大根とカブを掘り取った。子どもたちは、生徒に土を掘り起こしてもらい、力を込めて大根を引き抜き、実りを確認。実の大小にそれぞれ感嘆を口にしながら「たくさん収穫できて楽しい」と喜んだ。保護者は「間引きの際に“もったいない”気持ちが出てしまって、全体的に小ぶりになってしまい、農業の難しさを痛感した」と話し、「ぜひ来年もやりたい」と意欲を見せていた。
閉講式では、生徒代表が「農業をみんなと一緒にやれて楽しかった。今日までに学んだことが生活の中で何かしらの彩になっていればうれしい」とメッセージを送った。JA富澤繁男営農部長は「農業を経験し、高校生とも仲良くするなど、いろいろなふれあいの機会にしてもらえてよかった。行く行くは農業をやってほしいということもそうだが、まずは今後も農業にふれあってもらえればありがたい」と話した。
JAでは、今後も次世代への農業理解の醸成と食農教育の一環として、小学生を対象にした農業塾企画等を設けたい考え。

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