各校で脱穀作業を体験/組合員・松本山雅FC元選手・職員が支援

JA信州諏訪
地元組合員(右)の支援のもと、脱穀作業を体験する金沢小学校の児童(長野県茅野市で)
地元組合員(右)の支援のもと、脱穀作業を体験する金沢小学校の児童(長野県茅野市で)

JA信州諏訪が今年度、稲作学習を支援している管内の小学校5校で10月、脱穀が行われた。各校の5年生児童がハーベスターや伝統農具を使って作業を体験。もみ粒がいっぱいに詰まった大きな専用袋を手押し車などで学校へ運び込み、収穫の秋を喜び合った。
今年度のJA支援校は、茅野市の金沢小学校、岡谷市の岡谷田中小学校・長地小学校、諏訪市の四賀小学校・豊田小学校。いずれも地元の組合員と連携し、農機具や苗の準備、作業方法の指導などを行っている。
金沢小学校は10月14日、児童14人が参加し、地元組合員やJAがゴールドスポンサー契約を結ぶ松本山雅FCの元選手、職員13人が支援した。ハーベスターを使って脱穀後、ワラはワラ切りカッターで切断し、ほ場にまんべんなく播いて後日すき込みを行った。
四賀小学校は10月27日、児童65人、地元組合員や職員5人が支援した。児童は、ハーベスターのほか、足踏み式脱穀機や千歯こきでの脱穀を行った。体験後は、ほうきを使って飛び散ったもみ粒までていねいに集め、もみ袋へ入れていた。
長地小学校は10月31日、児童86人、地元組合員や職員8人が支援した。児童は一人ひとり、JA理事の高木元一郎さんから教わりながらハーベスターの仕組みなどを教わりながら脱穀を行った。
5年2組の林紗希さん(10)は「(稼働しているハーベスターを前にして)稲から手を放すタイミングが分からず難しかったが、だんだん慣れきてとても楽しかった」と笑顔を見せた。
各校は今後、籾すり、精米作業を行い、収穫祭を開く予定だ。

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