JA信州諏訪が主催するJAファームカレッジ「盆栽菊教室」は10月31日から11月10日、茅野市のJAファーム茅野店で作品展示会を開いている。受講生13人が制作した盆栽菊など、1年間の集大成となる作品60点以上が並び、来店者の目を楽しませている。
同カレッジは毎年、月1~2回(年間計10回)講習を開いている。今年度は新たに3人の受講生が加入。講師は北杜市の進藤三郎さん(90)が務めている。
受講生は今年3月から、石の上を伝う長い根をみせる盆栽「根上がり」や、枯れ木や流木に小菊を植え込む盆栽菊「木付け」など、思い思いに制作を始めた。作品の材料となる木や石も自分たちで集めた。見た目が最もよい状態で展示期間を迎えられるよう、ていねいに管理を続けてきた。
展示初日の31日は、同店入口スペースに、受講生皆で協力して展示棚を設置。1つ1つの作品の置き場所を相談して決めた後、作品名や氏名を記した出展表を添えた。
受講生で原村の平出サトコさん(81)は「ちょうどきれいに菊が咲いてくれ、満足できる作品になった。皆からも褒めてもらえてとてもうれしい。来年は違う種類の盆栽に挑戦したい」と話していた。