完熟収穫にこだわる人気のりんご「サンふじ」の選果始まる

JAみなみ信州
「サンふじ」をひとつずつ丁寧に選果する選果員
「サンふじ」をひとつずつ丁寧に選果する選果員

JAみなみ信州は4日、松川町の同JA松川インター選果場でりんご「サンふじ」の出荷を始めた。昨年より1日早いスタートとなった。「サンふじ」は同JA主力品種で、完熟させて収穫するため市場評価も高い。同JAで生産するりんごの中でも特に甘味と酸味のバランスが良くジューシー、シャキっとした食感が人気のりんご。寒さが深まる11月下旬頃からは熟度が進むことで蜜が入り、より美味しさが増す。同JA直売所でも人気が高く、県内外から「サンふじ」を求めて多くの客が来店する。
この日は飯田市内から集まったおよそ100kgを選果し、同JA直売所へ出荷した。11月下旬から12月下旬までを出荷ピークに関東、中京、関西、九州の市場へと広く出荷していく。同JAでは今年の「サンふじ」の出荷を470トン(前年比76.7%)を見込んでいるが、生育は順調に進んでおり平年並みの収量を期待している。収穫直前に冷え込みが強まったことで着色も進み大きく甘いリンゴに仕上がっている。
同JAりんごサブチーフの北原源太郎主任は「夏の猛暑や長雨を乗り越えてきたおいしいサンふじをぜひ多くの人に味わってほしい。市場での評価にも期待ができるので生産者にはたくさん出荷してもらいたい」と話した。

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