きのこ、野菜…管内産農産物でつくる「ケーキ」など発信

JA信州諏訪
クリスマスメニューを仕上げる職員
クリスマスメニューを仕上げる職員

JA信州諏訪管理部協同活動推進課は今年度、管内産農産物をふんだんに使ったオリジナルケーキなど、「目新しくて、楽しい」がテーマのクリスマスメニューを発信する。10月26日、同課職員が茅野市のJA玉川研修センターで調理し、完成品の写真撮影を行った。各レシピはJA機関誌「月刊JA's民(ジャスミン)」12月号(令和4年12月1日発刊)特集に掲載し、農産物やJA子会社「株式会社あぐりライフ信州諏訪」販売の調味料の消費拡大につなげる。
同課は「月刊JA's民」の制作担当部署。12月号の特集は毎年、アレンジ料理を紹介している。今年は「斬新で、JAならではのおいしいメニューを紹介したい」という考えのもと、皆でアイデアを出し合ってレシピをつくりあげた。
メニューは全5品。「信州諏訪のきのこたっぷり!!お寿司ケーキ」は、冬季に出荷最盛期を迎える管内産「えのき」「ぶなしめじ」を酢飯に混ぜ込み、そぼろ卵やエビ、生ハムなどで飾り付けする。「ケーキ風☆サンドウィッチ」は、サンドウィッチ用のパンにキュウリやニンジン入りのマッシュポテトをはさむ。「旬のホウレンソウデコケーキ」は、ホウレンソウを柔らかく茹でて刻んだ後、生地に練り込んで焼き、抹茶クリームを塗る。トッピングには管内主力品目のブロッコリーやりんご、ブドウなどを使用する。「クリスマスツリーサラダ」はポテトサラダを三角に盛り、ブロッコリーやミニトマト、パプリカをツリーのように飾り付ける。「野菜のチョコレートフォンデユ」は、他のメニューで余った野菜を有効活用できるとして紹介。チョコレートを湯煎し、生クリームや牛乳でとろみを出し、好みの食材につけて食べる。食品ロスの削減につながり、野菜が苦手な子どもにもおすすめできるアレンジ方法だ。
職員は2~3人ずつの班に分かれて調理。それぞれの農産物を出荷した組合員、「月刊JA's民」読者に喜んでもらえる一品にしようと、味、盛り付け等、細部まで相談し合い、こだわりながら進めた。
同課の折井康彦課長は「身近な地元食材でつくれる、楽しくておいしいメニューができあがった。ぜひ参考にしていただき、この冬も管内産農産物を、親子・家族でたくさん味わってほしい」と話している。

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