地域に支えられて一緒に米づくり

JAみなみ信州
フェンスを利用してはざかけをする児童ら
フェンスを利用してはざかけをする児童ら

喬木村の喬木第二小学校では3日、3~6年生21人が校内にあるおよそ8アールの田んぼで稲刈りを行った。同村役場職員、農事組合法人喬木村グランドファーム、JAみなみ信州喬木支所職員ら14名が協力して地域で同校の米づくりを支えている。
同JA営農部農産課の四ツ橋和生技術員が鎌を使った稲の刈り方を説明したあと、児童らは稲を刈る係としばる係に分かれ、手際よく作業を進めた。大人に見守られながら稲刈り機による稲刈りも体験したり、一輪車でたくさんの稲を運ぶなどして汗を流した。そのあと田んぼ横のフェンスを利用してハザ掛けも行った。児童は「お米づくりがこんなに大変だとは知らなかった。今日の給食から残さず食べたい」と話した。
4・5年生担任の小保方敦(おぼかた・あつし)教諭は「子供たちは水の様子や稲の成長、色の変化など田んぼを観察してきた。いよいよ稲刈りを迎え、昔ながらの手作業での稲刈りを体験できることはとても良い経験になる」と話した。
一緒に作業した同支所営農課の片桐清隆課長は「今年は天候に恵まれ稲の育ちがよく黄金色の稲が実った。子供たちが元気に作業しているのが見られてうれしい。これからも地域で子供たちの米づくりを支えていきたい」と話した。
同校では今後コンバインによる脱穀を見学しもみすりを体験、状況をみて収穫祭などを行う予定。

MENU