秋ストック出荷目揃会開催 基準確認し正確な選別を

JAあづみ
出荷基準を確認する生産者ら
出荷基準を確認する生産者ら

JAあづみ、JA大北、JA松本ハイランドの生産者でつくる中信ストック協議会は10月中旬、安曇野市堀金のそ菜流通特産センターで秋ストックの出荷目揃会を開いた。
各JAの生産者や松本農業農村支援センター、JA全農長野の職員ら約20人が参加し、JA全農長野担当者が販売状況、JAあづみ営農経済事業部農産課の小山幸亮営農指導員が花部選荷基準や選荷荷造り基準、採花上の注意点などの説明をした。
2022年産は8月から9月上旬までの高温の影響により、花芽分化が遅れた事や10月に入り気温が下がった事で、例年に比べ出荷が約10日~2週間遅れている。
JA全農長野によると新型コロナウイルス感染症の影響により冠婚葬祭などは小規模化しているものの件数自体は戻りつつあり、需要は回復基調。10月の気温の低下に伴い入荷量が減少し、市場では品薄傾向となり、花き全般に高単価が見込まれている。
同課の小山営農指導員は「選別や荷造りなど全国トップクラスの水準で市場関係者からの評価は高く、数量が期待されている。葬儀で使用する花なので出荷までに防除の徹底をお願いしたい」と呼び掛けた。
同協議会の出荷量は約30万本と県内一、主に関西や中京、東海方面の市場へ出荷し11月上中旬をピークに年明まで続く予定だ。
年間2万4000本のストックを出荷する生産者は「市場の需要や要望に応えられるよう厳正な選花、荷造りに努めたい」と話した。

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