JAグリーン長野でリンゴ「シナノゴールド」の選果が始まった。長野市篠ノ井の東部青果物流通センターは10月20日に選果を開始。選果担当者が外観の傷や病害等の有無を確認しながら光センサー選果機に流し、箱詰め。初日は営農技術員も選果作業に立ち会い、基準を確認しながら作業を進めた。今年は大きな災害もなく、着果量が確保され玉肥大も良い。中生種以降、5日ほど熟期が遅れているため、収穫のタイミングに注意しながら食味を確認し収穫出荷を進めるように指導している。
りんご部会では支部・地区ごと10月11日から24日まで講習会を開催。14日に篠ノ井西部青果物流通センター会場で行った講習には篠ノ井支部生産者ら40人が出席し、営農技術員から収穫適期の目安や出荷基準について説明を受けた。営農技術員は、着色を待ち過ぎると裂果しロスにつながるため、着色や樹勢に応じて2~3回に分け収穫作業をするように指導した。生産者は「凍霜害だった昨年よりも、りんごの量はしっかりあるので、出荷につなげたい」と話した。
JA生産販売部では、20,000ケース(前年対比125%)の出荷を見込む。関西・中京・地元・関東の市場を重点取引先に出荷し、生産者手取りの確保・拡大につなげたい考え。