人気の「干し柿の上手な作り方」講習会開く

JA信州うえだ
硫黄燻蒸を見学する参加者
硫黄燻蒸を見学する参加者

JA信州うえだ営農経済部生産資材課は10月8日、JAグリーンファーム中央店で「干し柿の上手な作り方」講習会を午前と午後の2回開き、合わせて29人が参加した。
上田地域だと甘柿でも渋が残ることがあり、加工して食べることが多いが、近年は庭先に植えてある柿を干し柿にして、おやつとして食べる人も減っている。そこで、干し柿の上手な作り方を知ってもらうことで、家庭果樹をもっと楽しんでもらおうと企画した。今年で5年目の開催で、毎年すぐに募集定員が埋まる大人気の講習会。
この日は、長野県を代表する特産品「市田柿」の指導をしている、長野県農村工業研究所の滝沢潤研究員が講師を務め、柿の特徴やきれいな干し柿の作り方を、わかりやすく丁寧に説明し、屋外で硫黄燻蒸を実演した。この他、最近流行っている「落葉病」ついて、同生産資材課の山口まゆみ係長が防除のポイントについて講義した。同講習会は、リピーターも増え専門的な質問も増えた。
参加者は「硫黄燻蒸を初めて見た。自己流でうまくいかなかった理由がわかったので早くやってみた」「柿が早く落果するのが病気だと知らなかった。早速対処したい」などと話し好評だった。
10月22日は「土づくりの基礎知識」の講習会を予定、12月の講習会とセットで土壌診断を受け、土づくりに活かせる実践的な講習会になっている。

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