ユーカリ出荷始まる

JA佐久浅間
ユーカリの規格を確認する生産者ら
ユーカリの規格を確認する生産者ら

JA佐久浅間ではユーカリの出荷が始まっている。
ユーカリは、オーストラリアなどに広く分布するフトモモ科ユーカリ属の総称で、日当たりが良く、排水が良い場所を好む。近年は、ブライダルやクリスマスリースなどの花材として需要が高く、幅広い用途で使われる。5月から6月に定植し、10月から12月上旬にかけて収穫する。収穫期間が長いため労力分配もできる。鳥獣害を受けにくいことから、中山間地域の耕作放棄地対策としても期待されている。
出荷本格化を前に10月8日、管内6箇所で出荷目揃え会を開き、生産者ら70人が参加。「銀世界」「グニー」などの品種の見本を示しながら出荷基準や荷造り時の留意点を確認した。JA担当者は「産地として選ばれるためには、品質の良い物を出荷しなければならない。そのために、一本一本の選別をしっかりと行ってほしい」と呼び掛けた。
同JAでは2015年に5戸の農家が試験栽培を始め、22年は新規栽培者が20人加わり、全体で125人が栽培。10月上旬から出荷が本格化し、12月上旬まで関東や関西を中心に各市場へ約20万本出荷する予定だ。

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