第6回ぶどうコンクール「シャインマスカットの部」開催

JAみなみ信州
カラーチャートを使い1点ずつ丁寧に審査する審査員
カラーチャートを使い1点ずつ丁寧に審査する審査員

JAみなみ信州は9月21日、高森町の同JA市田柿工房会議室で第6回ぶどうコンクール「シャインマスカットの部」の審査会を開いた。
同JAぶどう部会は年々部会員が増加するなか、部会全体で目標を高く掲げぶどうの生産振興に取り組んでいる。特に品質において「消費者から選ばれる産地」となるため、部会全体での生産技術と品質向上を目指し同JAぶどうの主力「ナガノパープル」、「シャインマスカット」においてそれぞれコンクールを行っている。「シャインマスカットの部」は今年で6回目。
今年は日照不足が影響し着色や糖度の上昇が遅れている難しい栽培環境の中でも20点が出品(1箱4~6房,各3kg)され、“自分たちが目指すぶどう”とする最優秀賞1点と優秀賞2点を選出した。
審査では長野県南信農業試験場職員、南信州農業支援センター職員、同JAぶどう部会役員、全農長野職員が審査員を務めた。カラーチャートを用いて色沢を確認、粒数、粒重、房の形状、糖度、食味、その他病害や荷造りなど7項目においてそれぞれ最高5点で評価し、一箱ずつじっくりと審査を行った。
審査長を務めた同試験場の近藤賢一(こんどう・けんいち)栽培部長は「難しい気象条件の中でも高品質なぶどうが出来上がっており、優秀なぶどうが多く出品されていた。今後もコンクールやブランド化などの取り組みが産地として品質をそろえ、高めていく一助となることを期待している」と講評した。
同部会の古田典明(ふるた・のりあき)部会長は「生産者ひとりひとりの熱意で品質を少しずつ高めていくことで産地全体が向上していくと思う。部会全体で選ばれる産地を目指してがんばっていきたい」と話した。
同部会では来年2月に予定する推進大会で同コンクール「シャインマスカットの部」と、過日行われた「ナガノパープルの部」の結果発表と表彰を行う。

MENU