JAあづみは2日、安曇野市三郷のリンゴ農家・帯刀洋亮さんの園地で農業体験を通じて「食」と「農」 の大切さを伝える 「あぐりキッズスクール(果樹コース)」を開講した。
この日は、14家族39人が参加。文字やイラストのシールを貼り模様をつけた世界に一つだけの「オリジナルリンゴ」をもぎ取った。
帯刀さんやJA職員が収穫作業のポイントを説明。帯刀さんは「リンゴを採るときは無理に引っ張ると木が痛むため、実を優しく持ち上げるように採ると上手に収穫できる」とアドバイスを送った。
この日を待ちわびた参加者は、それぞれが手掛けたシールを剥がすと、リンゴの表面に文字やイラストが浮かび上がり、歓喜の声や笑顔が広がった。それらを収穫し家族で記念写真を撮ったり、その場で丸かじりするなど農業の醍醐味を味わった。
竹岡史織ちゃん(8)は「リンゴを枝から採るのが楽しかった」と嬉しそうに話し、竹岡諒子さんは「あぐりキッズスクールに参加し、日常生活の中で育てているリンゴの話が増えた。台風14号が来たときはどうなるかと思ったが、収穫できていい経験になった」と話しました。
営農経済事業部の丸山昌則次長は「当地のリンゴは安曇野ブランドとして広く認知されている。しかし、地元の方々が園地に入り直にリンゴに触れる機会は少ないと思う。農業体験を通じて特産のリンゴを身近に感じ、リンゴ園を思い出して食べて欲しい」と要望した。